紫微斗数

不空羂索観音

大悲の網にて流転する衆生(鳥)をかけ
利生の綸で、沈淪する有情(魚)をつる

不空羂索観音とは、サンスクリット語で、アモーガ・パーシャ。アモーガは不空、パーシャは羂索と訳す。不空とは「空しくしない」という意味で、絶対確実なものをあらわす。羂索は狩猟の縄である。

アモーガは絶え間なく、隙間なく、利益のある、霊験あらたかなという意味がある。
観音の済度は一人も漏らさぬ。

*ご利益*
狩猟の縄は獲物を取り逃がすこともあるが、この菩薩の持つ不空の羂索は、一切の衆生を確実に救済する。そして、あらゆる願いことを叶えて、人々を悟りの境地に至らせるという。
また、人々が六道(人道)を輪廻転生して苦しんでそれぞれの世界で、慈悲を持って救ってくれる六(七)観音もそのあらわれの一つである。

天台密教では、不空羂索観音は六観音を当てているが、
真言密教では、不空羂索観音を除き、准胝観音を加えている。

六観音は、基本形である聖観音をはじめ、十一面観音・如意輪観音・馬頭観音・准胝観音・千手観音の六つで、これに不空羂索(ふくうけんじゃく)観音を加えて七観音とする。

*参考文献*
句義入梵文真言鈔   中山書房仏書林
真言陀羅尼   平河出版社
仏像鑑賞ハンドブック
仏像見方ハンドブック 

不空羂索観音ーWikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E7%A9%BA%E7%BE%82%E7%B4%A2%E8%A6%B3%E9%9F%B3

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