紫微斗数

八大明王(八大金剛)

不動、降三世、大笑(大咲=軍荼利)、大威徳、大輪(たいりん)、馬頭、無能勝(むのうしょう)、歩擲(ぶちゃく)の各明王の総称。日本では定着せず、醍醐寺の「八大明王図像」として遺されているのみです。
(本文は仏像世界/明王より)

 
九世紀後半に東密の恵運が請来した『大妙金剛大甘露軍孥利焔鬘熾盛仏頂経』(大妙金剛経)に説かれ、八大菩薩から八大明王を現出させるものである。
(本文は八大明王より)

降三世明王
東方阿閦如来の教令輪身、金剛薩埵の化身。三世すなわち過去、現在、未来の善根を害する貪欲、瞋恚(怒り)、愚痴(おろかさ)の三毒を降伏する明王である。

大威徳明王
西方阿弥陀如来の教令輪身・文殊菩薩の化身。生死の世界を清め、悪魔を降伏する明王である。

軍荼利明王
南方宝生如来の教令輪身、虚空蔵菩薩の化身。歓喜天を支配するともいわれ、阿修羅・悪鬼などを降伏し、甘露をもって衆生に無限な功徳を与える明王である。

大輪明王
弥勒菩薩の化身、転法輪菩薩と同体。罪障消滅・魔怨粉砕・三慧成就する明王である。

馬頭明王
馬頭観音の忿怒の形相をしているのが特徴であり、頭に頂いた馬の口で諸悪や煩悩を食い尽くす明王である。

無能勝明王
地藏菩薩の化身とされる。また釈迦如来が菩提樹の下で悟りを得たとき、呪力をもって魔物たちを退散させた明王である。

不動明王
中央大日如来の教令輪身で、その命を受けて激しい忿怒の相で火焔の中にあり、燃え盛る炎であらゆる障害と一切の悪を焼き尽くす明王である。

歩擲明王
普賢菩薩の化身とされる。六道(地獄道・餓鬼道・畜生道・阿修羅道・人間道・天道)のすべてを渡り行き、罪人に悟りを開かせて仏道を歩ませた明王である。

(以上の文章は句義入梵文真言鈔   中山書房仏書林、密教曼荼羅 如来・菩薩・明王・天   新紀元社、密教の本 驚きべき秘儀・修法の世界   学研、仏像鑑賞ハンドブック   PHP、FUTABAsousai HP 明王部絵図より)

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