紫微斗数

四大明王②降三世明王

過去・現在・未来の三つの世界を収める神
降三世明王は五大明王の1尊で、不動明王についで重要な地位を占める。東方阿閦如来の教令輪身といわれ、また金剛薩埵の化身ともいわれる。
三世について経典には2つの解釈がある。
1つは、三世は人間の根本的な迷い(煩悩)である、貪・瞋・痴の意味に解する。これを三惑、または三毒といい、つまり、貪欲(むさぼり)、瞋恚(怒り)、愚痴(愚かさ)のことである。この三毒を調伏するから、降三世と名付けられると説く。
もう1つは、三世は三界、すなわち衆生が生死流転する迷い世界「欲界(欲望)・色界(物質)・無色界(意識)」と解し、この三界の主をことごとく調伏するから、降三世と名付けられるというのである。いずれにしても、この明王が煩悩(迷い)を断ち切る強い力を持っていることがわかる。
三面八臂、正面の顔には目が3つあります。手を胸の前で交差させ、左右の小指を絡ませる「降三世印(救世の印)」という特徴的な印を結びます。この印と、左足で大自在天(シヴァ神)、右足でその妃烏摩を踏んでいます。
降三世印(救世の印)は三界や三毒を伏断。
左足は大自在天を降伏(男性の理性的煩悩を伏断)
右足は大自在天妃を降伏(女性の感情的煩悩を伏断)
*ご利益*
おもしろういものでは、不倫をしている男女に白状させるという法がある。ざぐろの木の枝をとり、1万回真言を唱えて祈祷し、男女別々に作った人形の局部を打てばいいそうだ。
(本文は密教の本  驚くべき秘儀・修法の世界、仏像鑑賞ハンドブック、仏像見方ハンドブックより)
 
*参考サイト*
降三世明王 - Wikipedia
東寺観光案内・講堂立体曼荼羅/降三世明王
降三世明王‐古寺散策 - Page ON

コメント