紫微斗数

四大明王④烏枢沙摩明王

世の中の不浄なるものを払う明王
サンスクリット語でウッチュシュマンといい、訳すと不浄金剛、穢跡金剛などとなる。不動明王、金剛夜叉明王の変化した姿ともいわれるが、
金剛夜叉明王が心の不浄を取り除くのに対し、
烏枢沙摩明王は物の不浄を取り除くといわれている。
その働きを示す次のような話がある。
釈迦が涅槃に入ろうとしたとき、梵天王は快楽にふけって見舞いに来ようともしない。釈迦のまわりの人々が使いを出して呼ぼうとしたが、自分のまわりを不浄なもので囲んで近寄らせない。そこで烏枢沙摩が迎え行き、術を使い不浄物を大地に変え梵天王をつれてきたというのだ。
民間で昔から、不浄除けの神様として、寺院などの手洗い所に祀られて、厠の守護神とされている。烏枢沙摩明王は、他に類のない「変成男子法」とう秘法でも知られている。これは、男の身体に女の魂あ入るという意味ではなく、胎内に宿った女の子を、生まれる前に男の子に変成させるというものである。跡継ぎの男子を欲しがるのはいつの時代も同じで、平安時代には男子を欲しがる貴族名門の間で、この法がもてはやされたという。さらに、この明王が下半身の病気に効験ありとの俗信を生み、現代でも信仰を集めている。
*ご利益*
烏枢沙摩明王の修法は神変十大秘法と称され、悪鬼の祟り除け、相愛、智恵増大、安産の法などが伝えられている。
(本文は密教の本  驚きべき  秘儀・修法の世界、仏像鑑賞ハンドブックより)

*参考サイト*
烏枢沙摩明王 - Wikipedia
烏枢沙摩明王‐古寺散策 - Page ON

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