紫微斗数

大威徳明王

六趣を清め・六度を満じ・六道を成す明王

大威徳明王は五大明王の1尊。西方阿弥陀如来の教令輪身で、文殊菩薩の化身である。明王に共通の恐ろしい忿怒の相をとるが、阿弥陀如来や文殊菩薩の慈悲の心をも兼ね備えている。古くから戦勝祈願の本尊として人気を集めてきた。

この明王は青水牛に乗るのが最大の特徴である。水牛が田んぼの泥水の中を自由に歩き回るように、穢れた娑婆世界であわゆる障害を乗り越えて自在に進んで行くことをあらわす。

六面六臂六足の意味について、2つに分かれている。

ー1-
六面は六趣を清め(地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人間界、天上界)
六臂は六度を満じ(布施、自戒、忍辱、精進、禅定、智慧)
六足は六道を成す(人々が迷う六道を清めるとされる)

ー2ー
六面は六度を満じ (布施、自戒、忍辱、精進、禅定、智慧)
六臂は六神通を獲得(神足通、天眼通、天耳通、他心通、宿命通、漏尽通)
六足は六道を浄化(地獄界、餓鬼界、畜生界、修羅界、人間界、天上界)

顔には各面とも三目あり、中央の2手は檀陀印(大独股印)を結んでおり、生死の世界を清め、悪魔を降伏という意味。左手は三叉戟・輪宝、右手は利剣と棒を持ち。いずれも悪魔調伏することをあらわしている。

*ご利益*
密教の中、大威徳明王は第六識の守護神。夢は意識を混乱するもので、大威徳明王の真言を唱えれば、悪夢を消滅することができるという。

*参考文献*
句義入梵文真言鈔
仏像鑑賞ハンドブック
仏像見方ハンドブック

大威徳明王ーWikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%A8%81%E5%BE%B3%E6%98%8E%E7%8E%8B

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