紫微斗数

弁才天

雄弁・智慧・音楽・豊穣の神

弁才天とは、サンスクリット語で「サラスヴァティ」といい、その昔インドにあった同名の河(現在は存在しない)を神格化したものである。インドでは古くから河神として祟拝されてきた。

もともと河川の神であるが、川の流れる音は音楽にたとえられて音楽の神となり、音楽は流暢な言葉に通じることから、弁舌の神となった。そして、弁舌は智慧の証でもあることから学問の神となった。現在でもインドでは厚く信仰され、とりわけ作家や音楽家などの間で人気がある。

インドのサラスヴァティはヴィーナという琵琶の原形といわれる楽器を持っている。日本でも音楽の神のシンボルとして琵琶を持ち、足をくずして座った姿は馴染み深い。

日本での信仰は弁才天が湖沼などに棲む魔物を鎮めるとして、日本全国各地の水辺には必ずといってよいほど弁才天を祀る弁天堂が造られるようになった。

また、江戸時代ごろになると、福の神として熱烈な信仰を集め、金運や開運の神としての性格が強まった。俗に「弁財天」と書くようになったのも近世以降のことである。

しかし、いっぽうで弁才天は非常に嫉妬深く、男女の仲を引き裂くともいわれ、縁結びには敬遠される。

*ご利益*
歌手になりたい、雄弁家になりたいというのであれば、印呪を常に結び唱えば、弁才天の助けによって、それが成就するといわれている。また、蛇は弁財天の使いであるから、蛇の抜け殻を財布に入れておくと財産が増えるという。

*参考文献*
密教の本   驚きべき秘儀・修法の世界
仏像鑑賞ハンドブック

弁才天ーWikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%81%E6%89%8D%E5%A4%A9

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