紫微斗数

荼枳尼天③大咒

インド仏教のダーキニー(荼枳尼)は初期密教では羅刹女の類であり、荼枳尼の害を除くための呪文などが説かれている。また、人間と獅子との間に生まれた子が、荼枳尼や荼伽(ダーカ・男のダーキニー)となり、初めは鳥獣を、後には人肉を食うようになったとの話も見られる。
中期密教では大日如来(毘盧遮那仏)が化身した大黒天によって調伏され、死者の心臓であれば食べることを許可されたという説話が生まれた。大黒天は屍林で荼枳尼を召集し、降三世の法門によってこれを降伏し仏道に帰依させた。そして「キリカク」という真言と印を荼枳尼に授けたとされる。自由自在の通力を有し、六月前に人の死を知り、死ぬまではその人を加護し、死の直後に心臓をとってこれを食べるといわれる。人間の心臓には「人黄」という生命力の源があり、それが荼枳尼の呪力の元となっているのである。
インドの後期密教においては、タントラやシャクティ(性力)信仰の影響で、裸体で髑髏(どくろ)などを持つ女神の姿で描かれるようになっていった。ダーキニーは修行では中心的な護法神であり、秘密集会タントラではダーキニーとの性交を瞑想する性的なヨーガが詳細に説かれている。行者は智慧の象徴であるダーキニーと交わりグヒヤサマージャ(秘密集会)と化し、性行為による刹那的な快楽を、仏の境涯に至る倶生の大楽にまで高める。(本文は荼枳尼天ーWikipediaより)

日本の荼吉尼天は商売繁盛の神様として、狐を眷属とする稲荷さん。世間でまつられている荼吉尼天は、一般的に天女の姿をし、左の手に如意宝珠または火焔宝珠を載せ、右手に剣を持ち、空を飛ぶ様子をした白狐にまたがっている。(本文は密教の本  驚きべき秘儀・修法の世界  学研より)



*参考文献*
密教の本   驚きべき秘儀・修法の世界   学研

*参考サイト*
荼枳尼天 - Wikipedia

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