紫微斗数

転法輪菩薩

正式には「纔発心転法輪菩薩」と呼ばれる。
「金剛頂経」や「理趣経」などに登場する八大菩薩の一尊であり、弥勒菩薩の別の姿だとされている。金剛輪あるいは宝珠の乗った蓮華をもつ。

わずかに発心すれば法輪を転ずるとなるが、このわずかにという語が重要な意味を持つ。日常的に解すればほんの少しでもとなるが、梵尊名からはそのようには解されない。菩提心を発こすや否や直ちに真理の世界に入らせる尊という意味で、発心即到の立場を力説された尊であると解される。即ち、ここでは菩提心を発こすこと。発願ということが極めて重要な課題であることを示したのである。



*参考文献*
秘密経典 理趣経   平河出版社
密教曼荼羅 如来・菩薩・明王・天   新紀元社

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